大富豪・大貧民のローカルルール考察

カードゲーム「大富豪」についていろいろと調べてみました。我々で勝手に考案したくだらないローカルなども暴露しています。

大富豪とは何ぞや?

トランプを使ったカードゲームの一種に、「大富豪」というゲームがあります。

基本的なルールは、カード52枚、ジョーカー2枚を使ってそれを人数に分けけるところからはじめる。一般的にはダイヤの3を持っている人からカードを小さい順に場に出し、最初にカードは無くなった人の勝ちとなり、カードの強さは3→4→5・・・・・K→A→2→ジョーカーの順で、上がった人の順から大富豪、富豪、平民、貧民、大貧民という風に振る分けられます。

これだけでは普通である。大富豪の楽しみと厳しさはここからがポイント。

ビリである大貧民は配られれたカードの中の一番良いカード(強いカード)を大富豪に、そして1位の大富豪はいらないカード(弱いカード)を大貧民と2枚交換しなくてはならない。そして2位と4位の富豪と貧民は、同じ要領で1枚交換するというのがルールなのです。

つまり、弱いものは上に上がりにくく、強いものはさらに良い環境が与えられる。まるで本当の貧乏と金持ちの地位を示したかのようなゲームなのであります。

大富豪?大貧民?

このゲームいの呼び方は「大貧民」「大富豪」と二つの呼び方があるそうです。基本的にどちらでも良いのですが、「大富豪」と呼ぶ方が正しいそうです。(調査中)

できるだけ基本ルール

このゲームは地域や年代によってルールが少し違いがあり、ローカルルールが非常に多く存在すると言われています。その中でも私がネット対戦型大富豪ゲームや学校や住んでる所がまったく違う友達や仲間とやった中で、一般的だと思われるルールを紹介したいと思います。

(あくまでも私の目線から見ています。これが正しい大貧民の一般的なルールという訳ではありません。ここで述べるルールも場所や人によっては全然知らないルールという場合も十分考えられます。ご承知ください。)

ジョーカー

一番強いカード。またオールマイティのため他のカードの代用も可能。一枚でも通用するが、3とジョーカー2枚出した場合、3のカードを二枚出したと言う効果になる。

8切り

8を出すと、その時点でカードを切り自分から新たなカードが出せる。

階段

例えばある人が4を出し、次の人が5を出すと、その次の人は6しか出せなくなる。さらに縛りを組み合わせることによって階段縛りが成立する。これはスペードの4、スペードの5と出たら次の人はスペードの6を出さなくてはならない。

複数枚出し、連番、縛り・げきしば

自分が出す番が回ってきたとき、同じカードが2枚以上あったら一緒に出すことができる。例えば、ダイヤの4とスペードの4を一緒に出したら次の人は5以上の数字を2枚出さなくてないけない。

また同じマークのカード3,4,5など続いているカードも一緒に出すことができる。次に縛りだが、縛りは4のスペードを出した人の次に人が6のスペードを出すと、その次の人は7以上のスペードでなければ出すことが出来ない。縛りは連番や2枚だしのときかなり有利になったりするので使うとよい。

ジョーカーはオールマイティなので「10」「ジョーカー」「10」を出すと10のカードを3枚出したことになり、「5」「ジョーカー」「7」で5,6,7と出した事になる。

革命

同じカードを4枚以上、連番を4枚出すと革命がおきる。革命はカードの強い順が反転し、3→4→5・・・のように強くなるのが2→A→K・・・の順になってしまう。つまり弱いカードが強くなり、強いカードが弱くなってしまう。すると出す順番も逆転するので、階段なども逆になる

スペ3

ジョーカー1枚が場に出たとき、スペード3を出すと場を流すことができる。連番でジョーカーが出された時などは使えない。あくまでもジョーカー1枚だけで出された時のみ有効。

イレブンバック

Jが出ると、その時点で場が流れるまで一時的に革命状態になるル—ル。Jが出されると革命状態になるのでQなどJ以上のカードが出せなくなってしまう。

またこのルールが適用されている場合、場合によってはJ上がり禁止というルールも有る。8で切れたり、みんなパスして場が流れた場合は普通の状態に戻る。

大革命

大貧民だった人が1番で上がると大革命が起こる。これはそのゲームの前まで大富豪だった人が大貧民に。そして富豪の人が貧民に・・・と立場が逆転してしまうのである。人数にもよるが平民には影響しない。

禁止行為

最後のカードを出す時、2上がり・8上がり・ジョーカー上がり・革命上がり・革命中の3上がり、などをした人は無条件で大貧民になってしまう。

上記のルールも私の視点から見たものなので、場合によっては多少ルールが異なる場合があります。

ローカルルール

このカードゲームで面白いのは地域や、仲間にっよってルールが異なることでしょう。

例えばゲーム初めに出すカードはダイヤの3持っている人がが標準だが、ルールによっては3だったら何でも良いとか、細かいけど結構あったりするのがこのゲームのポイントではないでしょうか。

下記は私が知人などから聞いたことのあるルールのため、細かい点が異なったり、名前が違ったりするかもしれません。また下記のルールが一般的なルールだ!という方もいらっしゃると思いますが、私から見たローカルルールとしてご理解ください。

6切り

通常8切りで場を流せるが、このルールが適用される場合6で切ることができる。

スキップ

UNOのスキップのように5やKを出すと次の人を1個飛ばすことができる。これは出す枚数でスキップ対象の人数も可変になるパターンもあり、2枚のスキップカードで2人とばしとかも出来たりする。

リバース

UNOのリバースと同じで9やQを出すと順番が逆回転になる。

砂嵐

3枚の3、革命中は2のカードを最強の3枚ペアカードとされ、無条件で場を流せるというルール。

3枚返し

3枚の3のカードでジョーカー返しができるというルール。スペ3の亜種。

クーデター

9を3枚出すことによって、無条件に革命を起こすルール。

重ね出し

連番で3,4,5と出したとき、通常は次出す人は6,7,8・・・のように前のカードと重なった数字は出せないが、このルールだと3,4,5の次に4,5,6と出せるルール。

10捨て

10のカードを出すと、出した枚数だけいらないカードを捨てることができる。つまり「クラブの10」「ハートの10」「ダイヤの10」を出すと、その人は3枚いらないカードを捨てることができるルール。

エンペラー

カードを出すとき、通常は同じ絵柄のカード。例えば「スペードの3」「スペードの4」「スペードの5」「スペードの6」・・・という風に一緒に出せるがこのルールは絵柄が違うが数は1個ずつつながっているというカードが出せるルール。つまり、「ハートの3」「スペードの4」「クラブの5」「ダイヤの6」などが一緒に出せるルール。

7渡し

7のカードを出すと出された枚数だけ次の人にいらないカードを渡すことのできるルールつまり、ある人が「スペードの7」「ダイヤの7」を出すと、その人は次の順番の人にいらないカードを2枚渡すことができる。

都落ち

大富豪だった人が、次のゲームで1位になれなかった場合自動的に大貧民になるルール。

革命選択

同じカードを4枚、連番4枚以上…など革命ができる状態でも、革命するかしないかを選べるルール。本人の戦略によって使い分ける。

階段革命

階段で途中で切れず、5枚以上出ると自動的に革命になる。つまり最初出した人から4→5→6→7→8・・・となった時点で革命になる。

下切り

場に出されたカードの数字1つ下で、しかも同じマークのカードを出せ、しかも場を流せるルール。例えば「ダイヤの5」が出されたら「ダイヤの4」で切ることができる。

どんでん返し

カードが配られたとき、大貧民の人のカードに10以上のカードが1枚もなかった場合、大富豪の人とカードを全部入れ替えることができるルール。

大貧民のコーナーで、「どんでん返し」で説明されているルールですが、あのルールは「天変地異」とも呼ばれていますよ。(みけにゅさんより)

飛び連番

カードの連番の手法の1つで、カードを出す際に1つおき、2つおきなど飛ばして連番できる。つまり(ハートの4)(ハートの6)(ハートの8)…など同じマークで1つおきなら出すことができる。

自分が聞いたことのある大貧民のローカルルール。多少違ったり名称も異なるかもしれませんし、他の名前と兼ねて機能するルールもあるかもしれません。しかし大貧民は非常にローカルルールが多く混乱しやすいのです。よって完璧な大貧民をプレイするのはムリでしょう。もし違っていたり、他にもこんなルールがあるなんてって方は教えてもらえると嬉しいです。

勝手に作ったルール

これから述べるルールは僕らが仲間で勝手に作ったルールです。全日本大富豪協会に認められていないルールのため、勝手に使わない方がいいかもしれません。

裏貧民

このルールはなんと自分の手札カードを見ることが出来ない。つまり相手にカードを見えるようし、自分は見えないカードの中無作為にカードを選び大貧民の要領で場に出してゆく。

そのカードがだせない場合はまた戻ってくるというとんでもないルール。

つまり、インディアンポーカーの要領で行われる大貧民のこと。これは相手の目を見て勝負すると言うコトだが、要領が悪すぎるので即効でボツ。

パイ

パイはπ、つまり小数点3.14を指して、最初に出した人が「3」、次の人が「A」を出したとき、特別に「4」で切れることができる。小数点3.14の語呂合わせだろうか?

スリー・カード・プラス

小学校の頃勝手に作ったルール。そのときだけ使われていたルールである。これは場に出ているカードが階段状態(単独で「3」「4」「5」だったりする場合)で。出ているカードの合計のカードを出すことができる。つまり、「3」「4」「5」=3+4+5=12 従ってQのカードが出せる。階段縛りの場合は数字の合計でしかも同じマークを出さなくてはならない。

しかも普通にやっていると数がオーバーしてしまうので”J=1””Q=2””K=3”と数えられていた気がする。

ゴクローサン

同じマークのカードで、ゴクローサンの語呂にちなんで「5」「9」「6」「3」が出せ、しかも革命状態になるというルール。

裏取引

大貧民と貧民同士が場ババ抜きの要領でお互いカードを伏せてランダムに取らせる。

ブラックジャック

カードを出してゆき、手持ちのカードの合計がちょうど21でしかもマークがそろったら、その場でその人は上がるという前代未聞のルール。ブラックジャックの要領でJ、Q、Kは10で数える。あまりにも無理矢理なので2日で消えたルール

見てみると大貧民のルールを無視したとんでもないものばかりです。普通のルールでゲームをやった方が良いですね。それが一番楽しめ盛り上がるでしょう。ただ、ゲームのため仲間内で勝手にルールを作っても問題ないと思います。

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