「ひらけ!ポンキッキ」の歌と「みんなのうた」の思い出

子供の頃、保育園や幼稚園に行く前にガチャピンやムック、お兄さんお姉さんが出てくる「ひらけ!ポンキッキ」を見ていた人は多いのではないでしょうか?フジテレビ系列で放送された朝の幼児・子ども向けの教育エンターテインメント番組です。きかんしゃトーマスなどもこの番組内で放送されました。

その中でも特に記憶に残るのがポンキッキで流れる歌です。代表的なのは「およげ!たいやきくん」「いっぽんでもニンジン」「パタパタママ」などコミカルで印象に残る歌がありますね。

それとは別に子どもながらに思い出深い曲がもう1つ…それはNHKの「みんなのうた」です。動揺からポップスなど子どもから大人まで幅広い世代に向けた音楽情操番組です。「コンピューターおばあちゃん」「北風小僧の寒太郎」「山口さんちのツトムくん」などが有名です。みんなのうたは朝、昼、夕、夜とあらゆる時間に流れ、ラジオでも流れるので多くの人に親しまれているのではないでしょうか?

それぞれの楽曲の特徴

そんな思い出深いポンキッキとみんなのうたですが、どちらも似ているようでちょっと違う…そんな違いをまとめてみました。

ひらけ!ポンキッキの歌

「ようちえんにはいったら」「ドキドキドン1年生」など児童の成長にあわせた歌が多く、ほかにも文字や数字、交通ルール、挨拶など児童達が生活、成長する過程で大切なことを訴える歌が多いです。アニメーションや明るい歌を通して楽しく学べる印象です。

また「SOSペンペンコンピュータ」や「ホネホネロック」などコミカルなアニメーションと歌も多くついつい口ずさんでしまうような楽曲も特徴。映像もアニメのほか人形劇やガチャピンやムックと児童達が踊ったりする映像もあり、見ていて楽しかったものです。

中にはよくわからない不思議な歌や、(ブラック)ユーモアのある曲もあり印象に残っております。

みんなのうたの歌

子供向けにとらわれず大人もターゲットにした曲が特徴です。童謡からフォークソング、バラードやポップスなど多岐にわたる楽曲構成で多様性を感じさせます。「小さな木の実」「アップルパップルプリンセス」「月のワルツ」など大人からも支持される曲が多いのも特徴です。まさに“みんなのうた”である由縁です。

また、みんなのうたは時代の世相に合わせた演出でも知られています。東京事変、平井堅、椎名林檎、コブクロなど人気のアーティストの参画や、有名なクリエイター・アニメータの起用で話題になることもしばしば。みんなのうたは他のシンガーにカバーされたり、英訳されて展開することも多いです。

「ちいさいあきみつけた」のような暗い曲調のものや、ちょっと怖い歌もあったりしてトラウマの印象も残っております。子供の頃苦手だった「メトロポリタン美術館」などは大人になってから見るときれいで面白い曲なんですよね。

(番外編)ポンキッキーズの歌

ひらけ!ポンキッキは1993年に終わりましたが、その後始まったポンキッキーズの曲も有名です。ポンキッキが児童向け教育番組だったのに対し、ポンキッキーズは少し年齢層が高めのエンターテイメント番組となりました。小室ファミリーの安室奈美恵や、スチャダラパーのBoseなどが出演するなど大変貌を遂げました。1992年頃から人気となった(異質な)子供向け番組「ウゴウゴルーガ」の影響も若干受けているのでしょうか。

なお、Pちゃんやコニーちゃんが出てくるのもこのシリーズからで、後に爆笑問題(爆チュー問題)も出てきます。

こちらの楽曲は、「ロックン・オムレツ(森高千里)」、「歩いて帰ろう(斉藤和義)」、「夏の決心(大江千里)」、「夢のヒヨコ(矢野顕子)」など大人が聴いても違和感のないポップスにシフトチェンジ。女の子たちが踊るラインダンスは今も昔も学校行事の余興などで採用されています。

あなたは思い出の曲ありますか?

ポンキッキ(ポンキッキーズ)やみんなのうたの思い出の曲は人や年代によっても様々かと思います。今も続くポンキッキーズやみんなのうたでも昔の曲を再放送したりするので、実は今の子供達も昔の曲を知っていたりします。こうやって受け継がれて行くのはいいですね。

一部は廃盤になったり版権問題でもう聴けなくなっている楽曲もありますが、復刻アルバムCDも出ているようなので気になったら聴いてみてはいかがでしょうか?名曲揃いですよ。

トップページへ戻る